やっとバイクに乗れるときがやって来た

北海道もいよいよ松本伊予です。
バイクシーズン到来間近です。
今からツーリングマップルばかり見ています。

その前に息子が乗る予定のXRの整備を
進めんと息子がグレてしまいよる。

話は変わるが、わしがまだ16だった頃
ミスターは3番だった。

わかるかな〜

わかんねーだろーなー。

で、わいが16の頃、世間はバイクを目のかたきにして
免許制度も変えてしまった。

乗るな、乗せるな、取らせるな。

っちゅう「三ない運動」が始まった。

当然、僕のパパもママもバイクは大反対!

二輪免許は16から取れるのに
取れなくするのは憲法違反や。

お金があれば、アディーレ法律事務所に
駆け込むとこやった。

映画「ハイティーンブギ」のおかげで
バイクが売れ出し、スクーターブームで
やっと市民権を得た気がする。

そんな危ないバイクに息子が乗るのは
やっぱ心配や。

ほやけど、親に隠れてバイクに乗っていた
世代のわいは、「乗るな」と言う前に
バイクの危険性や楽しさを教えていくことの
ほうが大切やとおもっちょる。

これから長い人生を生き抜いていくうえで
危険なバイク、嫌われるバイクに乗ることで
他人への配慮や危機回避の術が身に付くことでしょう。

もちろん、背中に羽をつけて風を受けながら走る
楽しさ。

バイクを通じてめぐり合う一生の友。

旅を通して成長する自分。

あ〜素晴らしきかなバイク人生。

と、いろいろ言うてますが・・・
やっぱり心配やから、ウチの息子がどっかで
コケてたら助けてやってや。

頼んだで。


息子のXRがほぼ完成しました。


積み替えたエンジンからオイル漏れ。
まずはチェンジジャフトのシール交換。

次はデコンプシャフトのシール交換。
ここは非常に非情のライセンスや。
ヘッドカバーを開けな交換でけへん。


ヘッドカバーのネジを何本か外す。


付いてた場所がわからなくなるので
ダンボールに配置。


ついでにヘッドカバーのネジも綺麗にしておく。


デコンプシャフトを引っこ抜くには
圧入されたピンを外さんとあかん。


ピンをしっかり挟んで、熱をかけたり、振動を加えたり
拝んだりしてやっと外した。


手間取らせやがって!


ここのシールを替えて終了。


何や、脳外科の手術みたいや。
見たことないけど。

F,Rブレーキのピストンシールも交換。


ピストンはまだ使えそうなんで
水ペーパーで汚れと段差を修正。


シールを外して、古いシールのカスを掃除。


新品純正シール。
前後のブレーキで6枚のシールが必要。
米軍最強部隊のシール6と同じようなもんや。

外科手術にはこうやって薬剤師が
薬を袋詰めしてくれる。

スーパーのレジ近くにぶら下ってる時もあるから
見かけたら買っておくとええ。


新旧のシール。

ブレーキの引きずりやオイル漏れは
こいつらの仕業や。

部品も安いので、早めの交換を心がけましょう。

転ばぬ先の杖ですわ。

尖った砂利で転ぶと痛いでぇ〜。


リヤブレーキ完了♪

タンクデカール

タンクデカールもつくりました。

XRは樹脂製タンクやからデカール
すぐに剥がれたりする。

今回は外部用カッティングシートで
作ってみた。

たぶん2ヶ月くらいで剥がれるやろ。

これは、息子の手で貼ってもらうこととする。

ようやく完成しました。

エンジンは始動性も良く、異音もあらへん。

オイル漏れの確認のために
川原まで試運転してきました。

オイル漏れは止まり、これで完全復活です。

あとは息子に引き渡すだけ。

バイクには「乗らない。乗せない。取らせない。」

試運転で川原に行ったら、砂利道でコケた!
ヒザッ小僧が尖った砂利でえぐれました。

あかん。

こんなことではあかんの{あ」じゃ。

皆さん。バイクっちゅう乗り物は危険で危ない。

普通はこんなリスク背負って乗るもんやない。

タイヤも二つしかあらへんから、ほらコケるわ。

しかも、砂利道なんかコケて当たり前田のぼんちあげや。

長年、手塩にかけて育ててきた子供を

こんな危険な乗り物には乗せるわけにはいきません。

くやしいのと、痛いのとで

そう思う父であった。


しかし、もう少しで還暦を迎えるこの歳で

コケたら痛いで〜。

ほんま痛いで〜。

治りも遅いし〜。

なによりもこの「キズあわわ」がしみる。

コケた時より痛い。

そんな時は図のように

怪我してないほうの足を

ボールペンで突いてみてください。

あら不思議。

痛みなんか全然あらへん。

本日の教訓

怪我は放っておいても治るが

バイクは放っておいても治りません。

錆びます。

            じ、えんどー。